Mars M1とMars 400Sのペアリング方法

はじめに

こんにちは、カメラマンの矢野拓実です。
今日はHOLLYLAND社のMars M1とMars 400Sのペアリング方法について詳しく説明したいと思います。

これらの機材はワイヤレスでカメラの映像情報を出力することができ、LUT(Look-Up Table)を適用するなどの高度な機能を持っています。

しかし、ペアリングの手順が少々複雑であるため、今回はその手順を紹介します。
いやもしかしたら複雑ではないかもしれないんですが、説明書などかなり載ってない気がしたので・・・

動画はこちら

Mars M1とMars 400Sの設定手順

  1. まず、Mars M1の設定画面を開きます。例えば、”Channel 4″に設定します。

2.最初”Transmitter”(送信機)の設定だったとしたら”Receiver”(受信機)に切り替えます。

“Confirm”ボタンを押す。

3.Mars M1を受信機に設定したら、Mars 400Sも”Channel 4″に設定します。

ペアリング方法

ペアリングは以下の手順で行います。

  1. Mars 400Sの■ボタンを長押しして、システム設定に進みます。

2.Pair」を選びます。もし設定が日本語になっていれば、「接合」と表示されるはずです

3.Mars M1も同様にペアリングモードに設定します。

4.この設定が完了すると、ペアリング状態になります。接続に30秒ほどかかることも。

Mars M1とMars 400Sのペアリング結果

成功すると、Mars 400Sから送信された映像情報がMars M1に表示されます。

LOGなので色が薄い

この状態であれば、Mars 400Sをホットシューやリグに取り付け、カメラの映像をMars M1で確認することが可能となります。

また、Mars M1にはオリジナルLUTを作成し、適用することも可能です。この機能を利用すれば、LOGで撮影した映像もLUTを当てた完成後のイメージをつかみやすくなり便利です。

まとめ

以上がMars M1とMars 400Sのペアリング手順です。

初めての方でもこれらの手順を参考にして頂ければ、無事にペアリングを行うことができるはずです。

これらの機材はワイヤレスで高度な映像情報の出力が可能なため、撮影の幅を大きく広げることができます。

ディレクターさん、監督さん、クライアントさんにお渡しして、効率的なワークフローを敷く事ができると思います!

それでは、次回もカメラに関するさまざまな情報をお届けします。お楽しみに!

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